映画『スパイダーマン1&2』感想

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 高校時代にアメリカから鳴り物でやってきたアメコミ映画「スポーン」。僕の友達が彼女との初デートにこれを観に行って、そのあまりのつまんなさにフラれたという停車駅の間違ったアメリカンドリームを目の当たりにして以来、「アメコミとスキップができない芸能人だけは信じるな」という強い信念で生きてきたわけで、当然このちょっと露出が少ない変態仮面も見てみぬふりをしてきました。でも実際見てみると想像していたのと全然違っていた。もっとこう、30秒おきにゴム持った黒人のダイエット映像がスパロボ風にカットインしてくるみたいな大雑把な作品だと思ったら結構ちゃんと作ってあった。水曜どうでしょう100年分ぐらいの金かかってそう。アクションシーンに関して、糸をビルに引っ掛けてその反動でブランコのように進む動きとか糸をバネにして飛んだりするっていうのは、規模は小さいながら人間ピラミッド上から2段目の僕にも理解できる感覚なので、そのへんあれだけ派手にやってくれると見ているこっちも気持ちがいい。戦闘シーンはほとんどフルCGだと思うけど、実物とCGとの切り替え時の違和感のなさが凄い。注目して見るとオブジェの多くもCGだと気づくけど、「MJと24のキム、一体どっちが人をイラつかせる才能があるかなぁ」とか考えながら見てるとCGに全く気づかない。MJとのやりとりのときは熟睡できて、アクションシーンになったらピ〜〜!!って警報がなって起こしてくれるイヤホンがあるなら映画館に3を観にいきたい。