映画とアニメ感想

スパイダーマン
 映画館で私の隣に座っていた子供が母親に向かって「ママァ!明日ゲキレンジャーやる?!」「今朝やったばっかりでしょ!」「あそっか!」っていうやり取りを2回繰り返したあと、「ママァ!スパイダーマンってお尻からも糸出るの?!」「出ません!」「あそっか!」っていうやり取りを2回繰り返していた。2回言わないと駄目か。もしかしてニュース速報を打ってるのはおめーか…?映画の感想ですが、アクションシーンはスクリーンということもあって迫力増。フルCG特有の「動きの軽さ」もより目立たなくなっていたような気がする。あと主人公の充血がすごい。MJパートも相変わらず噛み切れないモツ鍋といった食感に仕上がっていた上に1や2より長かったので途中ちょっと眠りそうになったけど、隣に座るニュース速報が定期的にチョコビをぼりぼり食い散らかす地デジ対応の新速報音で随時警告してくれたので無事最後まで観ることができた。


天元突破グレンラガン
 6話ではやくも総集編風味になっていたので、次あたり何の前触れもなくアニキの声優がFF12のヴァンになってたらオイヨイヨ…と危惧していたけど事なきを得た。グレン団が月を目指す頃にはアニキはお風呂場で混ぜちゃいけない洗剤を混ぜて帰らぬ人になってそう。


■ぼくらの
 自分が漫画読むの下手なだけだと思いますが、セリフのない描写とか間はアニメ版の方が強調されるためか原作よりも雰囲気の体感速度up。暗さもup。はじけりゃyea!!素直にgood!!そうさぼくらはgame boy!!オープニングからしてすでに全盛期の鬼束ちひろ並に曲調が暗い。誰もいないはずの深夜の音楽教室からこのオープニングの混声合唱が聞こえてきたらジャックバウアーに連絡するしかない。


おおきく振りかぶって
 原作未読。いきなり「郁恵!井森の!お料理バンバン!」と叫んだ次の瞬間に中華包丁でホームランかっとばす周富徳みたいな燃えプロ漫画かと思ったら意外にリアル系で驚いた(野球部分)。ただしキャラクターわいわいパートに関しては一見リアルなようでリアルじゃないもしもボックス系かなと思いました。男子高校生の部活の青春とかいうものを300万画素のデジカメでそのまんま撮るのではなく、キラキラエフェクト入りのプリクラで取ったのでほどよくボヤけてニキビ跡はもちろん毛穴までくまなくカバー!全米売上げNO1!っていう印象であります。別にそれに対してとやかく言うつもりはないし意図的にそうしているのだと思いますが、たまに綺麗すぎて直視できない瞬間がわらすにはあんる…。払い落とされた泥の部分こそがわらすが読みたいストライクゾーンなんやけぇ…。もちろん泥がついてないのが人気の秘密だとは思いますが。もしこれが消える魔球とかフジ先輩とかが出てくるタイプの漫画なら別に気にならなかったかもしれないけど、いろんなところでリアルな分、そのテンションのまま生身の男子高校生じゃありえない言動をやられるとドキ!っとするというかバキッッッ!とするというか、マクドナルドでコーラだと思って一気飲みしたら中身が壮健美茶だった的な違和感がありますね…。と言いつつも野球部分は面白いし続きが気になるので見ていくことにします。それにしても女監督の胸が大きすぎるので目のやり場に困る。あんなボディラインはピカソの絵でしか見たことがない。