雑草ゲーム塾

ファイナルファンタジーXII 特典 FFXII/iTunes Custom Card(※iTunes Cardとしての使用有効期限は切れています)付き

　何年開発すれば気が済むんだよって感じでしたがようやく明日発売ですね。情報源は公式サイトと風の噂ぐらいで、どういう作品なのかあまりよくわからないんですが、とりあえずシナリオ/監修が松野泰巳氏ということで個人的には期待しています。松野氏といえば「タクティクスオウガ」「ファイナルファンタジータクティクス」「ベイグラントストーリー」などを手掛け、渋くて重めの宮廷陰謀裏切り活劇を書かせたら右に出るものは割といそう、といった人物であり、そういう話が大好きな僕は今回一体どんな腹黒ストーリーが展開されるのかと期待でゲップが止まりません。がしかし、キャラクターだけを見るとまた例によって新米ホストと駆け出しのグラビアアイドルといった少年少女が主人公であり、これはもう確実に恋愛ドラマ要素がてんこ盛りであり、夜の湖で抱擁しキスすることは明白であり、いくら助けても即クッパに誘拐されるピーチ姫並にめんどくさい展開になることは自明の理であり、AIで自動的に戦闘をしてくれるという味方は、中ボスだから効かないつってんのにひたすらザラキを唱えまくるクリフト級に馬鹿であることは想像に難くありません。

　全体的にかなりFF11オンラインにインスパイアされているらしく、いま少し触れた戦闘はまんまFF11との噂。FF11の戦闘はネットＲＰＧでは一般的なシームレスバトル。つまりフィールド上にモンスターが勝手に動きまわっていて、画面が切り替わることなくその場で即戦闘開始。そして戦闘中も世界は動き続けており他のモンスターに襲われることもあるという感じでしょうか。しかしFF11の戦闘の特徴といえば、テンポが悪く爽快感が薄い・戦術は浅く作業的。とだいぶ困ったことになっていますので、そこがどれぐらい改善されているか見物であります。

一つ気がかりなのは、松野氏は病気のため途中で現場から離れたらしいのですが、これは実質的に切られたのではないかという説。あまりにも細部まで開発にこだわる松野氏ではいつまで経っても完成できねぇ決算にまに合わねぇってことでトップを挿げ替えてヤケクソ突貫工事で３月に間に合わせた説。これは怖い…。おもしろゲーム作りをなにより優先する職人を蹴ってしまおうっていう空気は怖い…。でもそういう社風になってしまったと考えると昨今のクソゲー乱発も納得がいってしまうよ…。アナゴさんの声が思い出せない…。怖い…。

http://www.ff12.com/　(公式サイト）