TVドラマ「バンビ〜ノ!」感想

 私はこのドラマの原作漫画を相当読み込んでいる。断言してもいいが、どくけし草がない状態でバブルスライムに毒をくらって残りHP3になりながらもやっと町が見えた瞬間にスライムの群れに全滅させられた回数に匹敵するほど読み込んでいる(3回)。

 ドラマの感想ですが、なまじ原作に忠実な作りだった分、少しでも原作と違う動作やセリフが飛び出すたびにハングル文字で竹島の領有権を主張してしまったのですが、さすがにほとんど博多弁を話さない主人公にはいてもたってもin the sky…(パラシュートで竹島に上陸)。そしてなにより一番落胆したのが厨房がぜんぜん忙しそうに見えないこと。原作ではピクミンを20倍速で動かしたような殺人的な忙しさであり、「もし自分がここで働いたら慎吾ママと美輪明弘を見間違えるかもしれない…」と思わずにはいられませんが、ドラマの方の厨房なら米米クラブのバックダンサーの星座と血液型を当てることすら余裕。

 生身の人間が演技するのだから漫画のようにはいかないといっても、もうちょっとスピード感のある演出ができないものでしょうか…?内田有紀と与那嶺と桑原の三角関係なんていう原作にないあいのり要素を盛り込むその賢い頭脳があるならYO!誰も見たくないんだよラブワゴンに乗り込んだぬりかべといったんもめんが猫娘の取り合いになって最終的に帰国を賭けてスマブラで対戦するシーン。ごめんそれは見たい。それにしても原作では大学イモ系坊主だった妹尾まさしのイケメン化が国連で問題になる日も近い。あれじゃまさしの女難エピソードがギャグとして全く機能しない危険が危ない…。素直にえなりを起用してれば良かったんだよあいつだって渡る世間的には料理作れるんだから…。春の新作「ペペロンチーノ meets 酢豚」はあいつにしか作れない。さらにアスカよりもこずえちゃんの方がダントツで可愛いっていう土一揆も起きてしまったし…。日記書いてる場合じゃない。