日米ドラマ感想

 ここ最近すっかりアメリカドラマにかぶれている私は、今こそ現代の本居宣長となり、日本独自の文化や思想を日本のドラマから見出していく必要があるのではないか?と考えたことは上野動物園でパンダを目にした時間(10秒)より短いが、なにはともあれ数年ぶりに日本のドラマを見ることにした。ちなみに日本のドラマで好きだったのは『ケイゾク』と『お金がない』です。何年前だよ。


のだめカンタービレ (1話)

原作は未読。飛行機の胴体着陸のシーンがおもちゃの模型だったのに呆れてチャンネルをかえそうになったけど、「あ、そういうギャグテイストのドラマなんだ」と気付いたおかげでなんとか怪我人が出ずに済んだ。あと数秒遅れていたらスパイダーマンじゃなきゃ登れない高さのビルの窓拭きをケイン・コスギがやるハメになっていた(リポビタンD)。話自体は面白そうだけど最後まで見続ける自信は皆無。


■LOSTシーズン2 (1〜14話)

しょっぱなの第一話で大きく展開を揺り動かして「ただのオカルトってわけでもないらしい」という希望的観測を持たせてくれたまでは良かったけど、それっきりピクリとも話が進まない。ワンピースなんて目じゃない回想シーンの多さ。3歩進んで2歩下がるどころか、下りのエスカレーターをいつまでも上がろうとする老人といった様子。それでも回想シーンではセガサターンの『街』を彷彿とさせる人間関係の繋がり方を見せる場合もあって、最終的にはあっけにとられるようなセンスオブワンダーを披露してくれるんじゃないかという期待を抱かせる。しかしシーズン4か5で完結するらしいっていう話を聞いちゃうと、シーズン2つで済む話を無理やり引き伸ばして4つにしてるっていう印象にもなる。さすがにもうちょっとペースを上げてくれないと途中でどうでもよくなりそう。


■雑草アメリカドラマオッズ

1,0倍 『24-TWENTY FOUR-』 

8.4倍 『LOST』

12,6倍 『プリズン・ブレイク

20,4倍 『CSIマイアミ』

75,9倍 『invasion』

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アメリカで最も人気があるらしい『CSI科学捜査班』と『デスパレートな妻たち』はまだ未見です。『ER緊急救命室』『HOUSE』『HUFFドクターは中年症候群』などの医療ドラマも手術シーンとか色々苦手なので見てません。他に何かおすすめがあったら教えてください!