ニンジン事件

 連休中にまた妹が家に帰ってきました。寿司の出前を取ろうものなら、よそ見をした隙に私のウニをたまご焼きとすりかえるとんでもないスリ師なのですが、どうもニンジンが大嫌いで昔から決して食べようとしません。そしてその妹がどうやら母親に政治的圧力をかけたらしく、なんとカレーにニンジンが一切れも入っていないという国家を揺るがす危機が発生しました。「カレーはね、マイルド&スパイス。ニンジン入れなきゃ、だめなんだよ」(by沢尻えりか)。ニンジンの入ってないカレーなんてものは、メガネに度が入ってないケントデリカットと同じなんだよね。肉、ジャガイモ、ニンジンの3候補が揃ってはじめてカレーの総裁選だろうが…っ。


 それにしても例の映画CMでやってる「女の子はね、シュガー&スパイス。優しいだけじゃ、だめなんだよ」ってセリフを勘違いして使い出す女性が頻発するのかと思うと未来への希望を失います。まずその散らかった顔面ディレクトリを綺麗にデフラグしてから出直してこいって話なんですよね。「君はね、ハバネロハバネロ。この両手一杯のハバネロを口の中にズン!て詰めないと、だめなんだよ」。これ以上の女性批判を書くと田嶋陽子トラックバックされてブログが炎上してしまう恐れがあるので自粛します。それにしたってクッパから助けたばかりのピーチ姫にあんなセリフ言われたら、さすがのマリオも殺人の一つや二つおかさずにはいられないと思う。そしてそれ以後スーパーマリオシリーズは、刑務所にぶち込まれた兄マリオを、全身に刑務所の設計図の入れ墨を施した弟ルイージが助けにいく脱獄アクションへと変貌する。『プリズン・マリオブレイカーズ』。宮本茂さんお願いします。