雑草マンガ道場

ぼくらの 4 (IKKI COMIX)

ぼくらの 4 (IKKI COMIX)

ぼくらの大切な地球に、異形の巨大ロボットが迫る! 迎え討つは15人の少年少女のみ! SFファンタジーの鬼才が贈るニュータイプ・アクションコミック!!


 ネットであらすじを見ただけで最新刊の5巻までをキョンシー買い(※お札で前が見えない状態でも構わず進むキョンシー的な買い方。衝動買いの強化系。反対語として買いたくてもなかなか買えない「ヤサギサワ買い」がある)。内容としては、謎の敵と相対する少年少女それぞれにスポットライトを当ててつつ進行していくわけなのだが、この少年少女たちというのが「おまえらの担任は金八先生か」と言いたくなるほどに波乱万丈で、君たちはこんな漫画に出る前にまずはおもいっきり生電話に出るべきだと私は提案する。確かに青春エピソードを挿入することで物語にいとしさとせつなさとドナドナさを演出しようとするのはわかるのだが、どうしても一歩引いてしまう。なんというか、タネがバレているのも関わらず強気で手品を続ける忘年会の課長のような説得力の無さ、私の妹によるエビちゃんファッションのような違和感。無理だとわかっているのについ背伸びしてしまう…、そう、つまりこの漫画は「サザエに反抗するほろ酔いのマスオ」だったんだよ…!