ゲームセンターCX感想
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2006/06/23
- メディア: DVD
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ゲームセンターCXがいかなる番組であるかは6月15日の日記(http://d.hatena.ne.jp/zassou/20060615/p1)で書きましたが、簡潔に述べれば「よいこの有野さんが狭い部屋に軟禁されて、一日13時間ぶっ続けでファミコンをやらされるその一部始終を眺めて爆笑する番組」です。最初に買ったのはvol2の方だけでしたが、見終わった直後にvol1をアマゾンでワンクリック注文していたという呪術めいた面白さ。
この番組の肝となるのは、まず「有野さんはあまりゲームが得意ではない」という点。特にアクション関係の操作テクニックは、ガンダムに乗って出撃したときのセイラさんにすら遥かに劣り、ガンキャノンで発進すれば間違いなく岩にぶつかって転倒し、二度と起き上がることがないまま撃墜されるだろう。第二点としては「ゲームの経験値がたまらない」。何十時間もスーパーマリオ2や3をやり込み、その時には一応操作テクニックの向上が見られるにも関わらず、日をおいてスーパーマリオワールドをプレーしたときには、たちどころに1−1面で死にまくる。いってみればドラクエで復活の呪文を間違えてメモしてしまうようなものであり、いや、これはもっとシステマティックな症状、いわばセーブ式のドラクエではなく死ぬとレベルが1になる『トルネコの不思議なダンジョン』なのだ。つまり有野さんはトルネコだったんだよ…!そしてこれらの要素によって有野さんはゲームの製作者が設けたトラップというトラップに見事に引っかかりまくり、視聴者を楽しませてくれる(マリオワールドではカメックという敵に280機以上のマリオを堕とされる)。しかしこのように失敗を繰り返せば繰り返すほど風船は大きく膨らんでいき、成功(爆発)したときのカタルシスは、川崎麻世の浮気を嗅ぎつけた時のカイヤに匹敵する。
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いや〜面白かった。一番のオキニは『スーパーマリオワールド』で、買ってからまだ2週間ほどだがすでに4回見ている。上では書かかなったけど、有野さんはゲームの謎解き部分にはアムロ並のニュータイプ反応を見せることがあるので、「謎解きアクション」が個人的には最も見ていて楽しい。『スーパーマリオ64』『ゼルダの伝説 時のオカリナ』『トゥームレイダース』『ICO』『ワンダと巨像』このあたりは確実絶対、このページを見ている抽選5名の命を生贄に差し出しても面白いと思うので是非やってほしい。あと今回スーファミ版は収録されていたけど『プリンスオブペルシャ』のPS2版も、有野さんがプレーしている場面を想像しただけで笑えてくるのでこちらもお願い。即死系アクション+謎解きというのがおそらく最も面白いはず収録することをこの書類にサインして。