TVドラマ「24−twenty fourー」

 民放の連続放送でみたんですけど、掛け値なしでかなり面白い作品。いつだったかデブタレ東の横綱伊集院光ファミ通のコラムでこのドラマをべた誉めしていたのが興味を持ったきっかけだったわけだけど、どうにも「アメリカのドラマ=Xファイル」というアイザック・ニュートンが導き出した物理法則が頭に染み付いていたため、金を出してビデオを借りるまでには届かず。


 あらすじとしては、大統領予備選挙の当日、最有力候補であるパーマー上院議員が暗殺されるという極秘情報がCTU(テロ対策ユニット)内部に伝達され、CTUチーフのジャック・バウアーを中心に捜査に乗り出すのだが、どうやらCTU内部に暗殺計画の内通者がいるらしい…!その頃、ジャックの娘キムも何者かによって誘拐された…!うっそマジで…!みたいな割とよくある内容。


 他のドラマとなにが違うのかというと、まず事件が複数同時展開することで主人公ジャック以外の人間の視点からもドラマが進行しちゃうザッピングシステム。これに加えてしつこいぐらい徹底的に視聴者の予想の逆を突き、良心的かと思われた人間がぞくぞくと裏切る人間不信トラウマシステム。このダブル構造によって一秒たりとも目の離せない状況が続き、本当に24時間ダレる暇なく引っ張ります。


さらにもう一点の見所は、主人公ジャックバウアーキチガイ一歩手前のとんでもない行動力。元特殊部隊に所属し、小隊を率いてテロリスト掃討作戦に参加するような人間なので当然頭もキレるし馬鹿みたいに強いんですが、この人がまた制御不能の暴れ牛。しかし青島刑事の100倍は活躍。もし主人公が青島刑事だったら開始2時間で死んでる。